今国会では、医療の問題が熱く議論されている。
高額療養費の見直しや医療費削減の取り組みなどがニュースになっているので目にした方も多いと思う。
47兆円に上る医療費をどうやって抑えていくか?
現役世代の社会保障費負担を軽くするためには、何をすべきか?
各党が知恵を出し合って、連日、議論が行われている。
青島も参議院議員としてこうした活動に加わっているが、ここでみなさんにその賛否をお聞きするわけではない。
日本の医療制度がこれからも続いていくためには、ここで抜本的な改革を施さなければ立ち行かなくなるので、こうした議論には是非注目していただきたいということだけをここでは言わせていただこう。
さて、何だか堅苦しい書き出しになってしまったが、今回は運動と健康についての情報だ。
今、医療費の削減についていろいろな角度から勉強しているのだが、やっぱり病気にならないようにすることが、実は最大の医療費削減だ。
そして運動やスポーツには、その機能が十分に備わっているのだ。
例えば、こんな報告がある。
1週間に1~2時間くらいスポーツをする人が脳梗塞で死亡するリスクを「1」とすると1時間未満の人の死亡リスクは「1.26」倍になる。
一方、週に5時間以上スポーツをする人の脳梗塞での死亡リスクは「0.8」倍に減少する。
あるいは、こんなデータはいかがだろうか。
座位時間と死亡リスクの関係である。
日中、座っている時間が長ければ長いほど死亡リスクが高まるというのだ。
一日12時間座っている人の死亡リスクは、「1.2」倍、一日16時間座っている人は「1.4」倍に高まるというのだ。
そしてこれは60分以上の中程度の運動で低下させることができると言われている。
こうしたデータは、文部科学省や厚生労働省のHPに載っているので、エビデンスに基づいた確かな研究結果だ。
はい、みなさん、面倒臭い話はここまでです。
もう何が言いたいかお分かりですね。
たかがスポーツなのですが、されどスポーツなのです。
そして、これが、青島が熱心にスポーツの面白さを説く理由でもあるのです。
毎回、毎回こんな内容を書くわけにはいきませんが、スポーツに親しむことは健康づくりにつながる。
実は、 私たちが健康でいるだけで、それが日本を支える力になっているのです。
令和の断面
青島 健太 Aoshima Kenta
昭和33年4月7日生/新潟県新潟市出身
慶応大学野球部→東芝野球部→ヤクルトスワローズ入団(昭和60年)
同年5月11日の阪神戦にてプロ野球史上20人目となる公式戦初打席初ホームランを放つ。
5年間のプロ野球生活引退後、オーストラリアで日本語教師を経験。帰国後スポーツをする喜びやスポーツの素晴らしさを伝えるべくスポーツライタ―の道を歩む。
オリンピックではリレハンメル、アトランタ、長野、シドニー、ソルトレークシティー、アテネで、サッカーW杯ではアメリカ、フランス、日韓共催大会でキャスターを務める。
現在はあらゆるメディアを通して、スポーツの醍醐味を伝えている。
2022年7月の参議院議員選挙で初当選。
