令和の断面

vol.289 プロ野球が始まる!

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     いよいよプロ野球がキャンプイン(2月1日)する。
     今年は、衆議院選挙(2月8日投開票)と重なったり、冬の五輪(2月6日~22日)もあったりするので、前半の報道量は少ないかもしれないが、その分、各チームとも落ち着いて練習ができるかもしれない。
    
     加えて3月にはWBCもあるので、その間、注目は侍ジャパンに集まる。
     代表選手が抜けるチームでは、若手にチャンスが回ってくる。
     そんな環境でどんな選手が飛び出してくるのか。
     いつも以上に若手の動向が気になるキャンプになるだろう。
    
     古巣のヤクルトは、池山隆寛新監督(60歳)の下で新しいスタートを切ることになる。
     池山監督は、私がヤクルトにいた頃のスター選手。思い切りのよいスイングから「ブンブン丸」と呼ばれていたが、監督となってどんな野球をするのか、ファンも楽しみにしていることだろう。このところ野村克也さんの教え子が監督に登用されていたが、池山監督もその一人だ。
     彼本来の野性味あふれる野球と野村ID野球がどんな形で現れるのか。
     低迷するヤクルトの再建が期待される。
    
     長く主砲を務めていた村上宗隆選手がメジャーリーグに渡り、戦力ダウンは否めないだろうが、池山監督には強みがある。それは2軍の監督を2020年から去年まで任され、その前も1軍や2軍の打撃コーチを務めている。誰よりもヤクルトの選手を知っているのだ。
     それだけに「適材適所」それぞれの持ち味を生かした選手起用ができるはずだ。
    
     今シーズンのキャッチフレーズは「燕心全開」(えんじんぜんかい)。
     チームでしっかりと円陣を組んで一致団結、そしてそれぞれがエンジン全開でチャレンジできれば、最下位からの脱出も叶うだろう。
    
     さて、そんなヤクルトで今回気になる取り組みがある。
     それは池山監督が打ち出している5勤1休、あるいは6勤1休のスケジュールだ。
     近年、プロ野球のキャンプは、3勤1休や4勤1休などが主流の中で、ヤクルトは練習中心にキャンプを送ることになる。
    
     これは池山監督の発案で、シーズンになれば6勤1休が基本的なスケジュールなので、キャンプからそのリズムで野球に取り組むというのだ。
    
     「働いて、働いて、働いて、働いて、働いて……」と就任の挨拶で「働いて」を5連発した高市早苗総理に影響を受けたわけではないだろうが、この取り組みがシーズンにどう影響するか。
     これは池山監督の現役時代の感覚や2軍監督の経験からの試みなのだろうが、休むことの意義が語られることが多い昨今、挑戦的なチーム運営と言えるだろう。
    
     勝てなければ、休みが少ないからと選手から不満が漏れるかもしれない。
     ケガ人が多く出ても、このスケジュールが問題視される。
    
     プロ野球に合った練習日程は、どんなスケジュールが有効なのか。
     そうしたことも問われるヤクルトのキャンプに注目だ。
    
    
    

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