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	<title>ボクシング | アスリート街.com</title>
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	<description>アスリート総合応援情報サイト</description>
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		<title>内藤大助#3「ボクシング界の未来」</title>
		<link>https://www.athletegai.com/2023/11/06/heros-comeback2-3/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[athletegai]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 06 Nov 2023 00:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[HERO'S COME BACK～あのヒーローは今～]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[ボクシング]]></category>
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					<description><![CDATA[ボクシング 内藤大助 インタビュー #1 世界王者への第一歩#2 予期せぬバイト生活 引退したからわかる切り開きたいボクシング界の未来　元プロボクサー・内藤大助氏の責任（インタビュー全3回）#3 ボクシング元WBC世界フ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;">
<ul>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 150px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/ボクシング/">ボクシング</a></li>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 100px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/内藤大助/">内藤大助</a></li>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 150px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/インタビュー/">インタビュー</a></li>
</ul>
</div>
<p style="text-align: center;"><a href="https://www.athletegai.com/2023/10/23/heros-comeback2-1-2/"><span style="text-decoration: underline; color: blue;">#1 世界王者への第一歩</span></a><a href="https://www.athletegai.com/2023/10/30/heros-comeback2-2/"><span style="text-decoration: underline; color: blue; margin-left: 30px;">#2 予期せぬバイト生活</span></a></p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="size-full wp-image-2712 alignleft" src="https://www.athletegai.com/wp-content/uploads/2023/07/interview20230703_3-2-scaled.jpg" alt="" width="640" height="480" /></p>
<h5 style="border-bottom: 2px solid #ccc; margin: 2.4em 0 1em;"><span style="font-size: 15pt;">引退したからわかる切り開きたいボクシング界の未来　元プロボクサー・内藤大助氏の責任（インタビュー全3回）#3</span></h5>
<div style="border: 1px solid #c9c9c9; padding: 10px; background: #f2f2f2;">ボクシング元WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助さんは現役引退後、解説者やタレントとして活躍中。最近では、ボクシングの振興や自身がいじめられた体験などをテーマにして、講演やYouTubeなどで活動を行っている。ボクシングとの出会いで過去の自分を払拭し、心の強さを手に入れた内藤氏。3回目の最終回はV18を目指した王者を撃破し獲得した世界王座までの秘話と引退後の内藤氏が考える未来について。</div>
<p style="margin: 40px 0px 40px;"><strong>■ラーメン店で修行も考えた…感動的な世界戦のリング</strong></p>
<p>2005年10月。2度目の世界戦を行いました。相手は同じタイのポンサクレックです。自分の知り合いがお金集めをしてくれたおかげで世界戦ができました。</p>
<p>2度目の世界戦は後楽園ホール。7回負傷判定負けでチャンピオンにはなれませんでした。諦めも大事なので負けたら引退しようと思っていました。でも諦められなかった。また頑張ったら、3度目の世界戦のチャンスをもらったんです。</p>
<p>そうしたら、また相手がポンサクレック。WBCで17連続フライ級では最長です。バケモンです。誰が勝てるかって話です。18度目の相手としてまた僕が選ばれました。2度とやりたくないと思った相手と3回も戦うことになるとは……。3度目の世界戦のリングに何とか上がらせてもらえたのも、スポンサーさんがいないとできないんです。自分の親が大金持ちだったら、ボクシングが強いと言うんだったらできるかもしれない。だけど、プロの世界はビジネスですから。</p>
<p>3度目の世界戦の前のこと。僕は負けたら今度こそ、ボクシングを辞めて、都内にある自分の知り合いのラーメン屋さんで働くことをもう決めていました。その方は弟子をとらないんですけど、付き合いが長いので「内藤くんだったらいいよ」って言ってくれていました。</p>
<p>その方に「ボクシングを引退する日が来ました。正式に引退が決まったので、僕に仕事させてください」って伝えました。そうしたら「働くことはいいんだけど、なぜ決まったの？」と聞かれたので「3度目の世界戦が決まったんですが、ポンサクレックが相手なので、あいつには勝てません。試合が終わったらすぐに修行をまずお願いします」って言いました。僕が世界チャンピオンなっていなかったら、今頃、行列のできるラーメン屋の店員だったと思いますよ（笑）。</p>
<p>3回目の世界戦はご存知の方もいると思いますが、2007年7月18日。後楽園ホールでポンサクレックを倒すことができました。32歳と10か月。2回負けているので、研究もしました。僕は結構、石橋を叩いて渡る性格なんです。だから練習もした。少し話がずれてしまうかもしれないけど、将棋が好きなんです。詰め将棋をよくやりました。詰め将棋やボクシングも、こうやったら、あえてこう来るか、そこにこう来て、それをかわせたらこうだなとか、イメージする。やっぱり、先を読まなきゃ駄目と思ってるんです。</p>
<p>世界王座を獲得することができて、いろいろと考えました。僕をインターネット上で叩く人もいましたし、「どうして、そこまで頑張るの？」「何のために頑張っているの？」ってたくさん聞かれました。僕は、自分のためだけに頑張ることができなかったんですね。頑張れた理由は応援してくれる人を喜ばせたかった。応援してくれる人がいなければ今の自分がなかったという思いでずっといましたね。</p>
<p>タイトルマッチも周囲の支えがなければできなかった。僕は知っています。「すまん、諦めてくれて。金が集まらないからもう無理だ」と言われて、日本で一番強い称号を持ったままボクシングを辞めていった人を。僕も世界戦を戦うために「金を持ってこい」と言われましたけど、試合交渉してくれたジムや、お金を集めていろいろご協力してくださった皆さんのおかげで、僕は3度、世界戦のリングに立つことができました。</p>
<p>本当に感謝です。アスリートって1人だけ優れてても自分だけ優れてても、成り立たない。だから僕はいろんな人のおかげでチャンピオンにならせてもらったなという思いでいます。</p>
<p>今、ボクシングの人気がちょっと下がっていると思っています。また、人気向上に貢献したい。恩返ししたい。多くのボクシングジムもたたんでいる。僕はイベントに出演をさせてもらったり、事務所からのお仕事をしています。当時、現役で芸能事務所とマネジメント契約を結んだ人はいなかった。僕の後に増えたんだと思います。</p>
<p>当時からそういう活動の仕方をしていましたが、セカンドキャリアを歩んでいくプロボクサーのために、どういうふうにしてあげていきたいかというと、まずはコミッショナーや協会に明確なルールを作ってもらいたいなと思います。仕事をしていいとか、報酬はどうするとか、選手のこともボクシング界のことを考えた規約を出してほしい。やっぱり、ある程度、現役のときから次のことも考えながらやっていこうよって言いたいかな。</p>
<p>一生、続けていくことができないのがプロのアスリート、ましてやボクシングは選手生命が短いです。やっぱり、選手たちにはある程度、現役のときからちょっとは考えておいた方がいいのかな。そう伝えたいです。僕は何も考えてやってなかったから。</p>
<p>これから、僕はジムをやっていきたいなと思っています。でも、まだいい場所が見つからなくて…。プロへの加盟は今は考えていません。僕はボクシングで人生変えてもらった。ボクシングはすごくいいスポーツだよっていうのを広めていきたいんです。例えば、僕と同じように心に何か抱えてる子とかに。あとはフィットネス、体を鍛える、痩せることとかも教えたい。障害を持つ人にも伝えたいです。</p>
<p>以前、知的障害者の方にボクシングを教えたことがありました。みんな、嬉しそうに、楽しそうにやっていました。「あー！内藤さんだ！」って僕のことを知っていてくれました。それが嬉しくてね。自分は喜んでもらえるのが大好きなんです。初対面なんだけど、僕の手を“ギュッ”っと握って、頼りにしてくれた。こんな、俺を頼りにしてくれんだなと思って。</p>
<p>理想だけでは、食べていけないじゃないすか。だけど、どうせだったら自分のやりたいこと、好きなことをやりたい。引退してから、そういう思いはなかったんですけど、もう2年ぐらい前から、ボクシングを教えたいって思うようになったんです。とにかく、自分を変えたいとか、やっぱ何か夢を持ってる人たちが教えたいですね。</p>
<p>こんなどうしようもない自分を変えてくれたのはボクシングなんです。だから、そのボクシングの良さを教えたいし、ボクシングで人生は変われるんだよって伝えたい。僕はこれから、そういう人生を目指していきます。</p>
<p>（終）</p>
<h5 style="padding: 9px 10px; border-bottom: 2px solid #ccc; margin: 2.4em 0 1em;"><span style="font-size: 14pt;">プロフィール</span></h5>
<div style="border: 1px solid #8c8c8c; padding: 10px; background: #ffffff; min-height: 170px;">
<p><img decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-5270" style="width: 150px; margin: 20px 0 0 20px;" src="https://www.athletegai.com/wp-content/uploads/2023/07/interview20230703_1-scaled.jpg" alt="" /></p>
<p><strong><span style="font-size: 22px;">内藤 大助（ないとう だいすけ）</span></strong></p>
<p>1974年8月30日生まれ。北海道出身。卒業後に上京し宮田ボクシングジムに入門。1996年にプロデビューし、1998年12月に全日本フライ級新人王を獲得。2004年に日本フライ級王座を獲得。2006年には日本・東洋太平洋王座の2冠。2007年には3度目の挑戦で見事、WBC世界フライ級王座を獲得した。現役引退後はタレントや講演活動などを行っている。</p>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>内藤大助#2「予期せぬバイト生活」</title>
		<link>https://www.athletegai.com/2023/10/30/heros-comeback2-2/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[athletegai]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Oct 2023 00:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[HERO'S COME BACK～あのヒーローは今～]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[ボクシング]]></category>
		<category><![CDATA[内藤大助]]></category>
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					<description><![CDATA[ボクシング 内藤大助 インタビュー #1 世界王者への第一歩#3 ボクシング界の未来 チャンピオンの僕が生活のために「やらなくてはなかった」こと　元プロボクサー・内藤大助氏が語るボクシング界の現実（インタビュー全3回）# [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;">
<ul>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 150px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/ボクシング/">ボクシング</a></li>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 100px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/内藤大助/">内藤大助</a></li>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 150px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/インタビュー/">インタビュー</a></li>
</ul>
</div>
<p style="text-align: center;"><a href="https://www.athletegai.com/2023/10/23/heros-comeback2-1-2/"><span style="text-decoration: underline; color: blue;">#1 世界王者への第一歩</span></a><a href="https://www.athletegai.com/2023/11/06/heros-comeback2-3/"><span style="text-decoration: underline; color: blue; margin-left: 30px;">#3 ボクシング界の未来</span></a></p>
<p><img decoding="async" class="size-full wp-image-2712 alignleft" src="https://www.athletegai.com/wp-content/uploads/2023/07/interview20230703_2-2-scaled.jpg" alt="" width="640" height="480" /></p>
<h5 style="border-bottom: 2px solid #ccc; margin: 2.4em 0 1em;"><span style="font-size: 15pt;">チャンピオンの僕が生活のために「やらなくてはなかった」こと　元プロボクサー・内藤大助氏が語るボクシング界の現実（インタビュー全3回）#2</span></h5>
<div style="border: 1px solid #c9c9c9; padding: 10px; background: #f2f2f2;">ボクシング元WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助さんは現役引退後、解説者やタレントとして活躍中。最近では、ボクシングの振興や自身がいじめられた体験などをテーマにして、講演やYouTubeなどで活動を行っている。ボクシングとの出会いで過去の自分を払拭し、心の強さを手に入れた内藤氏。2回目はプロになるまでとプロになってわかった現実の話。</div>
<p style="margin: 40px 0px 40px;"><strong>■衝撃のプロデビュー…舞い込んだ世界戦へのオファー</strong></p>
<p>プロテストを受けたのが22歳の頃だった。頑張ってやって、20歳でボクシングを始めて、ジムの方から『プロテストを受けてみるか？』と。22歳でとうとう声がかかった。嬉しかった。体は小さい方だったんだけど、運動神経はよかったし、意外と強かった。ボクシングが自分にとってやりやすかったのは体重別だから。ハンデがないし、これは俺にも合っている、と。</p>
<p>元々、運動が好きだった。プロになれるとかそんなものはなかったけど、もしもプロになったとしても同じ体のやつしかやらないし、もう多分そこはポジティブに考えた。元々は、ネガティブな人間なんだけどね。</p>
<p>モチベーションが上がっていたので、頑張れた。結構多いのが、ボクシングをやった人で、ライセンスを取って辞めてしまう人。記念にプロテストを受けるという形がある。ここまで頑張ったんだ、みたいな。いざ、プロテストに受かったからといって、実際、プロのリングに上がる人は少ないです。僕は受かりたかったし、次の目標が、プロデビューと思うことができた。プロデビューして、勝っていうのを目標にできたから続けられた。</p>
<p>実際、プロのリングに上がるってやっぱり今の日本では厳しいと思う。なぜなら、みんな仕事をしながら、プロテストを受けている人が多いから。結局、一番はメシを食っていくことが生きていく上で大事。プロテストは1日だけ仕事休めばいい。でも、プロになったら、そうするわけにいかない。プロボクサーを目指す人は今、めちゃくちゃ減ったと思う。</p>
<p>テストも受かって、僕はプロデビュー戦は1ラウンド、KO勝ち。だんだん、自分の中で勘違いが始まってるんだよね、「俺って強いな」って（笑）。1勝して、新人王決定戦に出るチャンスを得た。1997年度の新人王の予選にライトフライ級で出て、デビュー戦を含めて1ラウンド。3連続1R勝ち。3戦3勝3KO、みたいなスタート。1回目の挑戦ではとれなかったけど、2回目でも新人王がとれた。勘違いしちゃうよね。</p>
<p>田舎でも応援してくれて、後援会までできて、祝勝会までやってくれた。うん、もう大きく勘違いしちゃうよ（笑）。ローカル紙ですけど北海道新聞だったり、室蘭民放だったり、大きく掲載された。スポーツ新聞にも取り上げてもらったよ。地元ではいじめられっ子の内藤大助、全日本新人王に輝く――。みたいな感じで。</p>
<p>もう、鼻高々でした。嬉しかった。かといって、練習をさぼることはなかった。その後もボクシングを続けた。無敗のまま、26歳で日本フライ級のタイトルマッチ初挑戦したね。相手のチャンピオン、協栄ジムの僕の翌年の新人王になった坂田健史くんと戦うことになった。彼も無敗だった。その試合は無敗対決で試合は引き分けだったな。</p>
<p>判定を巡って、ちょっと乱闘騒ぎになった。その騒ぎの方がメディアに大きく報じられてしまった。僕的にそうじゃなくて、俺が勝っていた試合。こっちは命張ってやっているのにな、って思いました。無理やりドローにされたんだって思った試合だったことをよく覚えています。</p>
<p>そのあとは急に世界戦の話が舞い込んできた。ジムから『内藤くん。世界戦をやれ』と、世界挑戦のオファーが来てるっていうね。当時、一度か二度、防衛したタイの世界チャンピオン・ポンサクレックが誰か日本人で防衛戦を相手を探しているという話でした。そこで僕の名前が挙がったと聞きました。そこで抜擢されて、敵地のタイだけどやるか？と言われて…。ちょっとびっくりして、日本タイトルをとっていない自分がいきなり世界を戦うなんて…マジかと思いました。</p>
<p>でも、こう考えた。日本タイトルが取れなかったのは、世界チャンピオンになるためだったんだと解釈すればいいや、って。そう理解しようと。日本タイトルから世界タイトルに目標が変わりました。タイの世界チャンピオンからしたら、戦績もいいし、日本人だし。地元のタイでやるにはうってつけの相手だったんだろうね。でも、僕はやりますと返事しました。</p>
<p>トレーニングをやりましたね。ただ、今思えば、やったつもりになっていただけだった。結局、ジムではミット打ちをするぐらいだけだった。でも、ちゃんとしたトレーナーがいないといけないなと思って、自分の1つ年下である現役を辞めた後輩が『よかったら僕一緒につきましょうか』って言ってくれた。彼がメニューを組んだりとかしてくれた。世界戦に集中することができた。今思えば、それだけの準備、練習量では世界戦で勝てるはずがなかったんだけどね。</p>
<p>乗り込んだのはタイだった。暑い時期にあたる（2002年）4月。絶対に長期戦は無理だなって思っていた。1ラウンドから全力でぶっ飛ばしていく作戦だった。12ラウンドは無理だと思っていたから、5ラウンド以内で倒せればと思っていた。いざ、試合が始まったら、カウンターをもらってしまった。34秒KO負け。フライ級史上最短ノックアウト負けという不名誉な記録を作ってしまった。</p>
<p>ただでさえ負けただけで悔しいのに、あの後、傷口に塩を塗られた気持ちにもなった。ネットの書き込みもあった。辞めろと言われたけど、僕は辞めるつもりはなかった。恥をかいたまま、辞めることはしたくなかった。世界タイトルはもう絶対無理だなという気持ちになりましたけど、日本タイトルは取れるはずだ！って奮起しました。ここで辞めるには、あまりにも悔しすぎて…。</p>
<p>日本タイトルは取れると自分に信じ込ませました。ただ、なかなかタイトルマッチのチャンスが来なくて、29歳と11ヶ月。30歳のころにようやく…。それまで、いろんな人に迷惑かけた。奥さんにもずっと働いてもらっていました。僕も世界戦で負けてからはアルバイト始めました。ボクシングだけだったら、食べていけないんです。</p>
<p>絶対勝つという気持ちで挑んだ一戦。判定ではありましたが、日本チャンピオンになりました。リング上のインタビューで「おめでとうございます。今後の目標は？」と聞かれたときに、日本のタイトルを取ったら「もうやめようかな」と思った自分がいました。</p>
<p>でも、日が経つと欲が出てしまいました。今度はチャンピオンとしてリングに上がりたいと思った。チャンピオンとしてリングに上がったら、ファイトマネーも違ってくると思った。</p>
<p>日本チャンピオンになってからもリングに上がりました。防衛することはできましたが、その後、2度目の防衛戦をなかなか組んでもらえなかったんです。</p>
<p>所属していたジムに「2度目の防衛戦はいつやるんですか」と聞いたら、テレビ局（放映権）がつかないと「できないから」と。組んでほしかったのですが、「テレビがつけばお金になるから」と。こちらとしては“知らんがな”って話ですけどね…。</p>
<p>初防衛から半年後。やっと来ました、2度目の防衛戦。なかなかボクシング一本で食っていけなかったので、アルバイトをしていました。日本チャンピオンの僕がアルバイト探しです。情報誌を読んで。履歴書を買って、写真貼って書類を書きました。</p>
<p>面接を受けにいった会社の社長さんからは「内藤くん。最後のお仕事を辞めてから、だいぶ日が経ってるけど、この間はどうやって暮らしたんですか？」と聞かれました。僕は「いや、ちょっと自分、実はやっていることがございまして」と返すと「何をしてるの？」と言われたので、はっきり言いました「ボクシングをやっています」、と。</p>
<p>「プロになるのか？」「そうです」「どれぐらい強いの？」という会話はもうネタですよね。コントですよ。「日本チャンピオンでございます」というと「日本チャンピオンなの？。なんでうちに面接来ているの？」と驚かれるのまでがお決まりです。</p>
<p>「試合をしない限り、僕らは食べていけません。ファイトマネーというものが入ってきません」。これが現実なんです。変えなきゃいけないんです。面接は2社落ちたかな。ばかみたいです。そりゃ日本チャンピオンなんて、雇いたくないよねっていう話ですよ。最終的にはレンタカー屋さんでバイトしました。車の掃除をしたりしましたね。</p>
<p>アスリートがこんなんじゃ駄目なんですよ。自分はもっとプロボクサーの地位をあげていきたいと思っています。</p>
<p>（第3回に続く）</p>
<h5 style="padding: 9px 10px; border-bottom: 2px solid #ccc; margin: 2.4em 0 1em;"><span style="font-size: 14pt;">プロフィール</span></h5>
<div style="border: 1px solid #8c8c8c; padding: 10px; background: #ffffff; min-height: 170px;"><img decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-5270" style="width: 150px; margin: 30px 0;" src="https://www.athletegai.com/wp-content/uploads/2023/07/interview20230703_1-scaled.jpg" alt="" /><br />
<strong><span style="font-size: 22px;">内藤 大助（ないとう だいすけ）</span></strong>1974年8月30日生まれ。北海道出身。卒業後に上京し宮田ボクシングジムに入門。1996年にプロデビューし、1998年12月に全日本フライ級新人王を獲得。2004年に日本フライ級王座を獲得。2006年には日本・東洋太平洋王座の2冠。2007年には3度目の挑戦で見事、WBC世界フライ級王座を獲得した。現役引退後はタレントや講演活動などを行っている。</p>
</div>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>内藤大助#1「世界王者への第一歩」</title>
		<link>https://www.athletegai.com/2023/10/23/heros-comeback2-1-2/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[athletegai]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Oct 2023 00:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[HERO'S COME BACK～あのヒーローは今～]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[ボクシング]]></category>
		<category><![CDATA[内藤大助]]></category>
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					<description><![CDATA[ボクシング 内藤大助 インタビュー #2 予期せぬバイト生活#3 ボクシング界の未来 ボクシングを始めて“心の強さ”を手に入れた　元プロボクサー・内藤大助氏が語る世界王者への第一歩（インタビュー全3回）#1 ボクシング元 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;">
<ul>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 150px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/ボクシング/">ボクシング</a></li>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 100px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/内藤大助/">内藤大助</a></li>
<li style="background: #ec6d74; margin: 5px; display: inline-block; font-weight: bold; letter-spacing: 4px; width: 150px; padding-left: 5px; text-align: center;"><a style="color: #ffffff;" href="https://www.athletegai.com/tag/インタビュー/">インタビュー</a></li>
</ul>
</div>
<p style="text-align: center;"><a href="https://www.athletegai.com/2023/10/30/heros-comeback2-2/"><span style="text-decoration: underline; color: blue;">#2 予期せぬバイト生活</span></a><a href="https://www.athletegai.com/2023/11/06/heros-comeback2-3/"><span style="text-decoration: underline; color: blue; margin-left: 30px;">#3 ボクシング界の未来</span></a></p>
<p style="text-align: center;"><img decoding="async" class="size-full wp-image-2712 alignleft" src="https://www.athletegai.com/wp-content/uploads/2023/07/interview20230703_1-2-scaled.jpg" alt="" width="640" height="480" /></p>
<h5 style="border-bottom: 2px solid #ccc; margin: 2.4em 0 1em;"><span style="font-size: 15pt;">ボクシングを始めて“心の強さ”を手に入れた　元プロボクサー・内藤大助氏が語る世界王者への第一歩（インタビュー全3回）#1</span></h5>
<div style="border: 1px solid #c9c9c9; padding: 10px; background: #f2f2f2;">ボクシング元WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助さんは現役引退後、解説者やタレントとして活躍中。最近では、ボクシングの振興や自身がいじめられた体験などをテーマに講演やYouTubeなどで活動を行っている。今回、アスリート街.comでは内藤さんやボクサーの未来について、お話いただきました。1回目はボクシングとの出会いと現役時代について。インタビューは全3回に渡り、お届けします。</div>
<p style="margin: 40px 0px 40px;"><strong>■いじめから立ち上がる…内藤氏が人生を振り返る</strong></p>
<p>こういう機会はあまりないので、自分の生い立ちから話をさせてもらいますね。僕がボクシングを始めたきっかけは子どもの時に受けたいじめからなんです。大人になっても、いじめが怖かったんですよね。中学校の思春期のときに受けたいじめがつらくて…。</p>
<p>殴る、蹴る、仲間外れにされるとかもあったんですけど、一番つらかったのは、馬鹿にされる。“口撃”ですよね。陰口、悪口。あとはいじめっ子がパシリを使って、僕に攻撃をしてきたこと。羽交い締めにされて、ズボンとかも下されたりしました。</p>
<p>大人になってからも、なんだか怖くてね。いじめっ子たちに復讐したいなっていう気持ちはあるけど、無理やりそんなことしたらもう倍返しどころじゃない。そう思うと、怖かった。自分には青春がなかったな…。</p>
<p>僕は北海道から18歳で上京した。やっぱり、彼女とか欲しいと思った。でもね、もし彼女ができて、田舎に帰ったときにいじめっ子に会ったらどうしようとか常に頭の中にはありました。</p>
<p>上京して2年くらい経ったときのこと。僕は（建築）現場の仕事をやっていたんです。お昼休みに時間つぶしに本屋へ行きました。ふと、格闘技の雑誌に目が留まった。憧れがあったのだろうね。ボクシングやプロレス、空手、キックボクシングだったかな、とにかく格闘技の本を見た。どんなものなんだろうって見たのが最初でした。</p>
<p>パラパラと見ていたら、ジムの紹介の一覧があったんです。『あれ、このジム、家から近いぞ』と。ちょっとびっくりしましたね。2年も住んでいてこんな近くにボクシングジムがあったのか、と。ちょっと震えたんですね。もしかしたらここにいけば、自分に中で何かが変わるかもしれない、と。通えば「俺はいじめと決別できるかもしれない」って。20歳の大人なのに、まだ怖かったんだよね。プロのボクシングジムに通っているという実績を作りたかった。</p>
<p>ジムに通っていれば、田舎行ったときに“はったり”になる。『あいつ、東京に行って、ボクシングジムに通っているらしい』とか噂が立てば、いじめていた奴らがちょっと自分を避けるんじゃないかと思った。</p>
<p>そういう動機で始めたボクシングだけど、すごく楽しかった。スパーリングとか、毎日のようにやっていた。ヘッドギアをしてさ、かっこいいわけですよ。こんなところじゃうまくならないと感じたジムもあって、いくつか変えたけど、僕の中で『これだよ、これ！』と思ったジムにも出会えた。そこのジムに入ったのが21歳だったかな。仕事が終わってから毎日通ったね。夜の9時からやったね。一生懸命、練習をやった。</p>
<p>ジムに来る他のメンバーもいた。1時間半くらい、びっしりやってね。家帰ったら飯食って、寝て、起きて、仕事に行って、またジムに行く。その繰り返し。楽しかった。</p>
<p>僕は何のためにやってるのかというと、“脱・いじめられっ子”ということだった。でも、毎日、毎日、仕事が終わって、ジム通いをしているうちに変わっていった。仲間ができて、みんなと共通の考え、思いが生まれた。どういう考え方でボクシングで強くなりたいのか、共通の言葉があるわけです。だから自然と話も合うし、仲も良くなって、友達もできました。毎日、毎日、スパーリングやって、ボコボコにされましたけど、それでもまた頑張ってやりました。</p>
<p>いじめられっ子から脱したい！と宣言して始めたボクシングだったけど、そう思い返したら、いじめってもうなんか大丈夫というか、例えば、田舎に帰っていじめっ子に会ったとしても、「俺もう大丈夫」だと思えるようになった。</p>
<p>喧嘩をする気はないし、僕はもう『ちょっと来いよ』『金よこせよ』『殴らせろ』って言われたときに「いや金、やんねよ」とか、はっきりと自分の意思を言えると思えた。ボクシングをやったことによって、かっこつけるつもりとかはないですけど、心の強さを手に入れたというふうには思った。当初の目的である“脱・いじめられっ子”宣言は達成できた。体の強さもそうですし、精神的な強さを手に入れた。</p>
<p>本来だったら、もうやめてもいい状況だけど、辞める気にならなかった。“脱・いじめられっ子”は達成した。じゃあ、次の目標を立てようって言って、新たな目標を立てたんだよね。なぜかというとボクシングを辞めたくなかったから。楽しかったから。次に目標を立てたのが「よし。プロボクサーを目指してみよう」って。「絶対なれる」と思っていなかったから、もう異次元の世界だと思っていたんです。プロボクサーなんて。</p>
<p>（第2回に続く）</p>
<h5 style="padding: 9px 10px; border-bottom: 2px solid #ccc; margin: 2.4em 0 1em;"><span style="font-size: 14pt;">プロフィール</span></h5>
<div style="border: 1px solid #8c8c8c; padding: 10px; background: #ffffff; min-height: 170px;"><img decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-5270" style="width: 150px; margin: 30px 0;" src="https://www.athletegai.com/wp-content/uploads/2023/07/interview20230703_1-scaled.jpg" alt="" /><br />
<strong><span style="font-size: 22px;">内藤 大助（ないとう だいすけ）</span></strong><span style="font-weight: normal;">1974年8月30日生まれ。北海道出身。卒業後に上京し宮田ボクシングジムに入門。1996年にプロデビューし、1998年12月に全日本フライ級新人王を獲得。2004年に日本フライ級王座を獲得。2006年には日本・東洋太平洋王座の2冠。2007年には3度目の挑戦で見事、WBC世界フライ級王座を獲得した。現役引退後はタレントや講演活動などを行っている。</span></div>
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