【浪乃花教天の名古屋場所ぶちかまし!】大相撲七月場所 - 十二日目 –

浪乃花教天の名古屋場所ぶちかまし!

十二日目

勝ち □負け

十両

琴ノ若(5勝7敗)● ― ○霧馬山(8勝4敗)

お互い突いて立ち様子を見ながら突き合い琴ノ若は引いて前に攻め霧馬山は残し琴ノ若は上手を狙うが霧馬山がゆるさず琴ノ若は頭をつけ動きが止まり霧馬山が左の差し手を深く差し込み前に攻め浅い両差しになり頭をつけ引き付けて攻め琴ノ若は右から小手投げにいき霧馬山は下手投げで返し勝負を決める。琴ノ若からはどの様な相撲を取りたいのかまったくと言っていいほど伝わってこない。自分から先に攻めて行かないと……。気持ちを強く持ち自分の相撲を取りきることだけをイメージして土俵に上がってほしいですね。

幕内

阿武咲(6勝6敗)● ― ○豊ノ島(5勝7敗)

立合い阿武咲は頭で当たり豊ノ島は胸で受け左を差しにいくが阿武咲は突いて右押っつけ左ノドワで攻め豊ノ島はノドワを外し突いて左を差し込み土俵際阿武咲は右から押っつけ左を差し攻め豊ノ島はなんとか残そうと回り込みながら引いて左を深く差して残し阿武咲は右で上手を引き左を差し豊ノ島は左で下手を引き腰を振って阿武咲の上手を切り前に攻め寄り切って勝負を決める。阿武咲は土俵際迄攻め勝機はあったのに差してしまい逃してしまった。あそこはハズで攻めると押しきれたでしょう。それからちょっと気になるのは当たってはいるのですがその後頭が上がり上体も起き力強さが感じられない。破壊力のある突き刺すような当たりが見たいですね。

朝乃山(5勝7敗)● ― ○大栄翔(7勝5敗)

立合いお互い頭で当たり合い大栄翔は突いて攻め朝乃山はその突きを下から突き上げ大栄翔が浮いたところを前に攻めるが大栄翔は右手で朝乃山の左手首を引っかけ回り込みながら引き落として勝負を決める。朝乃山は前に攻めていていいんですが気持ちが行きすぎているせいか手が先にいってしまい下半身がついてきていない。それにしても大栄翔の反応が良かったですね。

阿炎(5勝7敗)● ― ○遠藤(7勝5敗)

立合い阿炎は両手突きでいき遠藤は受けて立ち阿炎は突いて攻め遠藤は下からあてがいながら前に攻め阿炎は引くが遠藤はついていき、お互い突いて阿炎はノドワで攻め遠藤はノドワを引っかけて外し突いて攻め阿炎は引いて右に回り込みながら上手取りに行くがバランス崩し自滅!つきひざで遠藤が勝ちました。阿炎はよく動いたんですが……。遠藤のような力士には両手突きからの回転の早い突っ張りで一気に攻める相撲がいいと思います。

碧山(6勝6敗)○ ― ●竜電(3勝9敗)

お互い頭で当たり碧山は突いて前に攻め竜電は下からあてがい土俵際なんとか回り込んで残そうとするが碧山は休まず突いて竜電の上体を起こし突き出して勝負を決める。竜電は碧山のペースにはまり何も出来ずいいとこなしですね。当たって突いてくるのは分かっているのだからただ下がってるようじゃ駄目!しっかりイメージしましょう。

明生(2勝10敗)● ― ○玉鷲(2勝10敗)

お互い頭でいき明生は左を差し玉鷲は右から押っつけ突いて前に攻め突き出して勝負を決める。明生は玉鷲の攻めに何もさせてもらえなかった。先ずは当たりをもっと強くすることが大事!

浪乃花 教天(なみのはな かずたか)
1969年3月19日生/青森県出身

1984年(昭和59年)二子山部屋入門
1984年(昭和59年)5月場所 – 初土俵
1990年(平成2年)11月場所 – 新十両
1992年(平成4年)9月場所 – 新入幕
1994年(平成6年)11月場所 -敢闘賞受賞
1995年(平成7年)3月場所 東小結昇進
1997年(平成9年)3月場所 – 引退

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