【令和の断面】vol.201「66歳の健康法」

令和の断面

 おかげさまで4月7日で66歳になった。
 私が今いる永田町(政治の世界)には、元気な先輩方がたくさんいるので年齢を意識するようなことはほとんどないが、思えば高齢者(65歳以上)になって2年目である。
 遥か昔、まだ現役で野球をやっている頃には、想像もしなかった年齢である。
 プロ野球時代には、手の骨折や足の故障など何度かケガに見舞われたが、ここまで大病もせずやってこられたのは、丈夫な身体に生み育ててくれた両親のおかげである。父は5年前に亡くなったが、90歳になる母はまだ健在だ。元気なうちにしっかり親孝行をしなければと思っている。

 さて66歳になった青島だが、いろいろな人に「元気ですね」と言われる。
 疲れている日もあるが、そう言われれば比較的元気に毎日を送れているような気もする。嫌なことやストレスももちろんあるが、適当に乗り越えている。

 ここで当方の日常をご紹介しても参考になるようなことはないだろうが、このスタイルを自分自身が維持するために記しておくことをお許しいただきたいと思う。

 まず私にとって一番大事なことは、睡眠時間の確保である。
 それも早い時間に布団に入ることだ。

 飲み会や会食で遅くならなければ、ほとんど9時に寝てしまう。
 飼っている2匹の犬たちもまだ元気に遊んでいる時間である(笑)。
 あとは、起きるまで好きなだけ寝る。
 そうすると毎回4時か5時ごろ自然に起きるので、自分にとって必要な睡眠時間は7~8時間だと思っている。
 無理して何時に起きようとは思っていないので、それが私の身体が欲する基本的な睡眠時間なのだろう。

 朝起きるとシャワーをして日本茶を一杯飲んだら、そのまま6時には議員会館に向かってしまう。実践しているのは、超朝型のライフスタイルだ。

 もうひとつ意識しているのは、一日一食の食生活だ。
 朝は、日本茶を飲むだけ。
 昼は、付き合いでランチを食べる時もあるが、基本的にはコーヒーでクッキーなどをつまむだけ。
 そのかわり夜は、何も気にせず酒を飲んで好きなものを食べる。

 これが褒められる食生活でないことは承知しているが、この数年これで元気にやっている。
 私にとって一番の敵は、食べ過ぎ(オーバーカロリー)による体重の増加だ。
 一日三食だと、どうしても太ってしまう。そのおかげでこれまで何度も体調不良に見舞われた。それが一日一食だと、体重は適度に減り、快適に毎日を過ごせることが分かった。
 これはあくまでも青島個人のスタイルで、みなさんにお勧めするつもりはない。

 ただ、この年(66歳)になると、自分の身体の声が聞けるようになってくる。
 身体は「しっかり寝ること」、それと「食べ過ぎに注意」と言ってくる。

 そう、年齢をとると自然(生理)に逆らえなくなるんです(笑)。
 でも、その声を聞くことが大事だと思っている。
 なぜなら私たちは動物だから……。

青島 健太 Aoshima Kenta
昭和33年4月7日生/新潟県新潟市出身
慶応大学野球部→東芝野球部→ヤクルトスワローズ入団(昭和60年)
同年5月11日の阪神戦にてプロ野球史上20人目となる公式戦初打席初ホームランを放つ。
5年間のプロ野球生活引退後、オーストラリアで日本語教師を経験。帰国後スポーツをする喜びやスポーツの素晴らしさを伝えるべくスポーツライタ―の道を歩む。
オリンピックではリレハンメル、アトランタ、長野、シドニー、ソルトレークシティー、アテネで、サッカーW杯ではアメリカ、フランス、日韓共催大会でキャスターを務める。
現在はあらゆるメディアを通して、スポーツの醍醐味を伝えている。
2022年7月の参議院議員選挙で初当選。
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