これは野球の神様の演出か?
アメリカのワールドシリーズとプロ野球の日本シリーズが同時に開幕し、野球ファンに最高の秋を届けている。
しかもドジャース対ブルージェイズ戦には、ドジャースの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3選手が主力選手として登場し、世界一を争っている。
朝(ワールドシリーズ)も夜(日本シリーズ)も野球三昧である。
そんな中で下手な野球の原稿を書いても豊富な情報量に埋もれてしまうので、今回はゴルフについて書いてみたい。
実は、先日、数か月ぶりにクラブを握った。
名古屋で母校(慶応義塾大学)のスポーツ系の会合があって、その会に参加した野球部の仲間と翌日にティーアップしたのだ。
みんな気が付けば60代の後半になっているが、なつかしい球友が集まると、あっという間に大学時代の雰囲気に戻ってしまう。
これも運動部の変わらない魅力である。
そんな雰囲気の中、2組7人でのラウンドとなったが、ここで紹介したいのはそのうちの二人が大きな病気やケガを乗り越えてゴルフをしていたことだ。
ひとりは、股関節に人工関節が入っている。
長く教員として勤務してきた彼は、部活動も指導していたので、教室でもグラウンドでもつねに立ち仕事で活動してきた。
きっとそうした時間の積み重ねが股関節を痛めることになったのかもしれない。
数年前に股関節の移植手術をした。
おかげで全力で走ることや、股関節に負荷のかかるようなことはできなくなった。しかし、ゴルフは元気にプレーしている。
もうひとりは、心臓にペースメーカーが入っている。
十数年前に心臓の異常が発覚。ペースメーカーの移植手術を受けた。
以来、大好きだった酒をやめ、心臓に負担のかかることは一切控えている。
しかし、そんな彼に医者からゴルフの許可が出る。
のんびり、ゆっくりゴルフを楽しむことは、問題ないと言われたのだ。
以前からゴルフが大好きだった彼は、リハビリを兼ねてゴルフを楽しむことで、ますます腕を上げ、我々の仲間の中では一番の腕前になっている。
さて、ここでしたいのは病気やケガを乗り越えた仲間の話ではない。
ゴルフが持っている可能性についてだ。
こどもから大人まで、男女も関係なく誰もが楽しめるのがゴルフだ。
そしてここで強調したいのは、我々のような60代の人も、またもっと先輩たちも、加えて人工関節やペースメーカーのお世話になっている人も、医師との相談の上でゴルフをプレーすることもできるのだ(あくまでも医師の診断と判断をしっかり仰いでください)。
これから日本の高齢化はますます進んでいく。
そうした中で、高齢者の健康維持や仲間作りにゴルフが今以上にその魅力を発揮することになるはずだ。
いつまでも元気にゴルフを楽しむ。
それは、日本の健康そのものになる。
誰もが自分のレベルとペースでプレーできるゴルフは、これからの日本社会を支える大事なスポーツになっていくことだろう。
令和の断面
青島 健太 Aoshima Kenta
昭和33年4月7日生/新潟県新潟市出身
慶応大学野球部→東芝野球部→ヤクルトスワローズ入団(昭和60年)
同年5月11日の阪神戦にてプロ野球史上20人目となる公式戦初打席初ホームランを放つ。
5年間のプロ野球生活引退後、オーストラリアで日本語教師を経験。帰国後スポーツをする喜びやスポーツの素晴らしさを伝えるべくスポーツライタ―の道を歩む。
オリンピックではリレハンメル、アトランタ、長野、シドニー、ソルトレークシティー、アテネで、サッカーW杯ではアメリカ、フランス、日韓共催大会でキャスターを務める。
現在はあらゆるメディアを通して、スポーツの醍醐味を伝えている。
2022年7月の参議院議員選挙で初当選。