永田町の議員会館に思わぬ人がやってきた。
SNS等で絶大な影響力を放っているインフルエンサーの「CLAY」さんだ。
YouTubeですごい再生回数を誇る「CLAY」さんだが、かつては「野球ゲーム(eスポーツ)」のプレーヤーとしても活躍、現在は自身で立ち上げたファッションブランドも世に送り出している。
現役のプロ野球選手とコラボして動画をあげたり、選手の自主トレを手伝ったりもしている。
いろいろなことに挑戦しながらも、彼の活動で一貫しているのは野球に関係することが軸になっていることだ。
実は彼も中学まで野球をやっていたが、肘を壊して高校での野球を断念したという。選手としての活躍は諦めたものの、その後音楽の道を志し、そのかたわら野球への思いが強すぎて、結果、野球関係の仕事がバズっているらしい。
そんな「CLAY」さんが訪ねてきてくれたのは、去年の暮れに設立された「野球の未来を考える議員連盟」の存在を知って、一緒に野球を応援させてほしいと挨拶に来てくれたのだ。
そんなことなら、我々にとっても願ったり叶ったりで、まずは彼と野球についていろいろなことを話し合ったのだ。
共有したのは、プロ野球を観に行く人、応援する人は増えているのに、実際に野球をする人はあまり増えていないという現実だった。
少子化も手伝って、こどもたちの野球人口は激減している。
そんな中で彼の提案は、eスポーツをもっと普及させて、リアルな世界だけでなくゲームの世界からも選手やファンを増やしていきたいというものだった。
地上波のプロ野球中継もめっきり少なくなってしまった今、SNSはもちろんゲームも大事なプロモーションになる、いや、もうなっている。
メジャーリーグでは、ピッチクロックやABS(自動ボール・ストライク判定システム)などの導入が始まり、野球の見方や楽しみ方はどんどん変化している。日本の野球界も変化を恐れず、新しい挑戦をどんどん進めるべきだろう。
「CLAY」さん曰く
「グラウンドで活躍する選手とは別に、eスポーツで活躍する選手に人気があったりするんですよ」
こうした価値観や評価は、いままでにまったくなかったものだ。
リアルであれゲームであれ、野球への関心が高まることは歓迎すべきことだろう。
これからも「CLAY」さんとも連携しながら、野球の魅力をどんどん掘り起こしていきたいと思う。
大切なことは、今の野球界の現状をしっかり把握して、若い人たちの声も聞きながら必要な改革を進めていくことだろう。
「CLAY」さんとのコラボは、改めてご報告します。
令和の断面
青島 健太 Aoshima Kenta
昭和33年4月7日生/新潟県新潟市出身
慶応大学野球部→東芝野球部→ヤクルトスワローズ入団(昭和60年)
同年5月11日の阪神戦にてプロ野球史上20人目となる公式戦初打席初ホームランを放つ。
5年間のプロ野球生活引退後、オーストラリアで日本語教師を経験。帰国後スポーツをする喜びやスポーツの素晴らしさを伝えるべくスポーツライタ―の道を歩む。
オリンピックではリレハンメル、アトランタ、長野、シドニー、ソルトレークシティー、アテネで、サッカーW杯ではアメリカ、フランス、日韓共催大会でキャスターを務める。
現在はあらゆるメディアを通して、スポーツの醍醐味を伝えている。
2022年7月の参議院議員選挙で初当選。
